セールスエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・向いている人・キャリアパスまで徹底解説

公開日:2025/12/26 更新日:2025/12/26
  • Web開発
  • アプリ開発

セールスエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・向いている人・キャリアパスまで徹底解説

公開日:2025/12/26 更新日:2025/12/26
  • Web開発
  • アプリ開発

初めに

セールスエンジニアは「営業」と「技術」をつなぐ専門職として、IT企業や製造業を中心に需要が高まっています。しかし、企業によって「技術営業」「プリセールス」「フィールドSE」など名称が異なるため、実際に何をする職種なのか分かりづらいと感じる人も多いでしょう。本記事では、セールスエンジニアの定義から具体的な仕事内容、必要スキル、向き不向き、キャリアパスや年収の目安までを体系的に解説します。業界ごとの働き方の違いや、初心者が備えるべきスキルも紹介し、読み終える頃には「自分はこの職種を目指すべきか」「どう準備すれば良いか」が明確になる内容になっています。

セールスエンジニアとは

基本的な定義と役割

セールスエンジニアは、営業と技術の両方を理解し、顧客と自社製品・サービスをつなぐ専門職です。営業担当が契約を進める一方で、技術的な説明やデモンストレーション、導入後のサポートまでを担います。特にITや製造業の分野では、製品の技術的価値を正確に伝えることが重要で、営業活動の成功に直結する役割を持ちます。

この職種は単なる営業職でも、単なる技術職でもなく、双方の知識を活かして顧客課題を解決することが求められます。例えばクラウドサービスを販売する場合、セールスエンジニアは顧客のシステム構成や運用課題を理解し、最適な導入方法を提案します。また製造業では、製品の仕様や機能を技術的に説明し、カスタマイズ要望に応えることが仕事の一部です。

営業職との違い

営業職は主に「売上目標達成」を目的として行動します。顧客との関係構築や価格交渉、契約締結などが主な業務です。一方、セールスエンジニアは営業の補佐役であり、技術面での専門知識を提供することに重きがあります。営業担当が商談を進める中で、技術的な質問や要望にリアルタイムで答えることで、契約成功率を高めます。

営業職が「契約の成立」を評価指標にするのに対し、セールスエンジニアは「技術的な課題解決の質」や「顧客満足度」を重視される傾向があります。営業と協力しながら、商談を技術面から支えることで、顧客との信頼関係を構築します。

技術職との違い

一般的な技術職は、システム開発や製品開発を主な業務とし、顧客との商談や提案には関与しません。これに対しセールスエンジニアは、顧客のニーズを理解しつつ、技術的な解決策を提案する「橋渡し役」です。技術職の専門知識を活用しますが、提案や説明のスキルも求められるため、コミュニケーション能力が非常に重要です。

セールスエンジニアの仕事内容

プリセールス(導入前支援)

プリセールスは、契約前の顧客に対する技術的サポートや提案活動を指します。具体的には以下の業務があります。

  • 顧客要件のヒアリングと整理
  • 技術的な提案書やデモ資料の作成
  • 製品・サービスの機能説明やデモンストレーション
  • 技術的質問への回答

プリセールスは、営業と一体となって顧客課題を把握し、最適なソリューションを示すことで契約成立の可能性を高めます。また、技術的なリスクや制約も整理し、契約条件に反映させる役割も担います。

導入・実装サポート

契約成立後は、製品やサービスの導入支援を行います。IT製品であればシステムの初期設定や導入環境の構築、製造業であれば現場での設備設定や運用開始までのサポートです。導入段階でのミスや課題は顧客満足度に直結するため、ここでのサポートは非常に重要です。

セールスエンジニアは導入プロジェクトの技術的な橋渡し役として、顧客チームと自社技術チームの間で調整を行い、スムーズな稼働開始を支えます。また、トラブル発生時の初期対応や迅速な解決策の提示も重要な役割です。

さらに、導入フェーズでは社内の開発・サポートチームとの連携も不可欠で、要望の調整や仕様確認など、社内外の調整業務も発生します。

導入後の技術サポート・改善提案

導入後もセールスエンジニアは活動を続けます。具体的には、顧客からの問い合わせ対応や運用改善提案、追加機能やオプションの提案などが含まれます。顧客の使用状況や課題を把握することで、次の商談やアップセルにもつなげる役割を持ちます。

導入後サポートは、顧客との長期的な信頼関係を構築する上で重要です。ここでの丁寧な対応が、再契約や追加受注につながるケースも多く、セールスエンジニアの価値が発揮される部分でもあります。

必要なスキルと向いている人

技術知識(IT・製造・プロダクト領域)

セールスエンジニアには、自社製品やサービスの技術的な理解が不可欠です。IT企業であればクラウド、ネットワーク、ソフトウェア開発の知識が求められ、製造業では製品仕様や生産技術、機械構造の理解が必要です。

また、技術は日々進化するため、新しい技術や市場動向をキャッチアップする能力も不可欠です。最新技術の情報収集や勉強を習慣化することで、顧客に対してより価値のある提案ができるようになります。

コミュニケーション・課題解決能力

技術知識だけでは、セールスエンジニアの役割を十分に果たすことはできません。顧客との折衝やヒアリングを通じて、相手が抱える課題を正確に引き出す力も同時に求められます。単に技術を説明するだけでなく、顧客の業務フローや悩みを理解し、「何が問題で、どのように解決できるか」を整理して提案するスキルが重要です。

さらに、社内の開発・製造チームと円滑に連携し、調整や折衝を行う能力も不可欠です。顧客要望を技術チームに伝える際には、曖昧な表現ではなく具体的な仕様や目的を明確に示す必要があります。

また、複数の関係者が関わるプロジェクトでは、意見の食い違いや制約条件が発生することもあります。その際に問題解決型の姿勢で調整し、最適な解決策を導き出す力が、セールスエンジニアの価値を大きく左右します。

向いているタイプ・向いていないタイプ

セールスエンジニアに向いているのは以下のようなタイプです。

  • 技術に興味があり、学び続ける意欲がある人
  • 人と接することが好きで、説明や提案が得意な人
  • 問題解決志向で論理的に考えられる人

逆に、顧客対応が大きなストレスになる人や、技術知識の習得に前向きでない人は、適性が活かしにくく感じる場合があります。

キャリアパス・年収・将来性

キャリアパスの例(プリセールス→PM→コンサル)

セールスエンジニアのキャリアは、経験やスキルに応じて幅広い選択肢があります。一般的なパターンとしては、プリセールスとして技術提案や導入支援を担当した後、プロジェクトマネージャー(PM)やテクニカルコンサルタントへステップアップする例があります。

  • プリセールス → フィールドSE → PM
    顧客対応経験や製品知識を活かし、プロジェクト全体の進行管理やチーム統括に進むキャリアです。
  • プリセールス → 技術コンサルタント
    導入支援や運用改善提案の経験を活かし、戦略的な技術コンサルティングを提供する方向です。
  • プリセールス → 営業マネージャー
    技術面での経験を活かして、営業チームの指導や戦略策定に関わることも可能です。

このように、セールスエンジニアのキャリアは技術と営業の両方のスキルを武器に、多様な進路を描ける点が特徴です。

年収相場と伸ばし方

セールスエンジニアの年収は、企業規模や業界、経験年数によって差があります。一般的な相場は以下の通りです。

  • 未経験〜3年目:350〜500万円
  • 3〜7年目:500〜700万円
  • マネージャークラス/コンサルタント:700〜1,200万円

上記はあくまで一般的なレンジであり、企業の給与体系や扱う商材の難易度によって変動します。

年収を伸ばすには、以下のポイントが有効です。

  • 高度な技術知識の習得(クラウド、AI、IoTなど)
  • 顧客対応・提案力の向上
  • プロジェクトマネジメント経験の積み重ね
  • 複数業界での経験や資格取得

特にIT業界では最新技術に対応できる人材の需要が高く、スキルを磨くことで短期間で年収を上げることも可能です。

市場価値と今後の需要

DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により、技術に精通した営業支援のニーズは増加しています。クラウドサービスやSaaS、IoT製品など、複雑なソリューションを提供する企業では、セールスエンジニアの存在が欠かせません。

今後も市場価値は高く、特に以下の分野での需要が見込まれます。

  • クラウド・SaaS領域
  • AI・データ分析関連サービス
  • 製造業のスマートファクトリー化
  • 通信・インフラの高度化プロジェクト

セールスエンジニアは技術力と営業力の両面を活かせるため、長期的に安定したキャリア形成が可能です。

業界別のセールスエンジニア像

IT・SaaS企業での働き方

IT・SaaS企業では、製品の導入やカスタマイズを支援するプリセールスが中心の働き方です。クラウドサービスやソフトウェアの機能を理解し、顧客の業務課題に最適なソリューションを提案します。商談の現場では、営業と同行し技術的質問に対応することが多く、デモ環境の構築やPoC(概念実証)をサポートすることもあります。

導入後は顧客の運用状況を把握し、改善提案やアップセル提案を行う場合もあります。スピード感のある業界で働くため、最新技術へのキャッチアップや柔軟な対応力が求められます。

製造・機械系での働き方

製造業や機械系の分野では、ハードウェアや設備に関する深い技術知識が必要です。顧客の工場や現場に赴き、製品仕様の説明や設置・調整を行うフィールドSE的な役割が中心です。導入前のプリセールスもありますが、現場での実装や保守に関わる時間が長くなる傾向があります。

ここでは、製造プロセスや安全規格、各種認証に関する知識が重視されます。顧客と直接やり取りする機会が多いため、コミュニケーション力や課題解決力も不可欠です。

通信・インフラ業界での働き方

通信・インフラ業界のセールスエンジニアは、ネットワーク機器やサーバー、通信サービスに関する技術提案を行います。顧客は大規模企業や自治体などで、複雑なネットワーク構成や要件が求められることが多いです。

プリセールス段階では、ネットワーク設計や冗長化構成の提案、技術的なリスク説明を行います。導入後は、運用・障害対応のサポートや、定期的な改善提案まで担当します。高可用性やセキュリティ要件に精通していることが求められ、専門性の高いキャリアを形成できます。

まとめ

セールスエンジニアは、営業と技術の橋渡し役として、顧客課題を技術面から解決する専門職です。IT・製造・通信など、さまざまな業界で需要が高く、プリセールス、導入支援、運用改善提案など幅広い業務を担当します。

必要なスキルは、技術知識に加え、コミュニケーション力や課題解決力です。キャリアパスも多様で、プロジェクトマネージャーやコンサルタント、営業マネージャーへの道も開かれています。年収は経験やスキル次第で上昇し、市場価値も今後ますます高まることが予想されます。

業界ごとに求められる知識や働き方は異なりますが、いずれも「技術と営業をつなぐ能力」が中心です。セールスエンジニアは、専門知識を活かしつつ顧客課題を解決する、戦略的かつ将来性のある職種といえます。

「セールスエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・向いている人・キャリアパスまで徹底解説」

の詳細が気になる方は、
お気軽にお問い合わせください

Y's Blog 編集部

株式会社Y'sのメンバーによって構成される編集部。Y'sのナレッジ情報の発信を行います。その他Y'sにかかわるさまざまな情報をお届けします。
Recommend
  • 2026/01/19

    開発ステップとは?エンジニア視点でわかる工程とシステム開発プロセスの全体像

  • 2026/01/19

    ノーコードのデメリットとは?限界や向いていないケースをわかりやすく解説

TOP

資料ダウンロード

会社概要を始め、Y’sが展開するサービスの資料をダウンロードすることが可能です。

資料ダウンロード
資料をダウンロードする
Download

お問い合わせ

WEB制作、システム開発、WordPress構築からマーケティング支援まで、お気軽にご相談ください。

お問い合わせをする
お問い合わせをする
Contact